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【創立50周年記念】南極とCO2固定化の最先端!地球の未来を考える一日

2025.10.08

こんにちは!コトブキ環境です!

先日、当組合の創立50周年記念イベントが開催されました。
半世紀という大きな節目を記念し、「地球環境と資源循環の未来」をテーマにした特別講演会を実施。
極限の知恵と最先端の科学技術から、私たち産業廃棄物業界が担う役割の重要性を再認識する、濃密な時間となりました。




未来を創る二つの視点

1. 南極料理人・渡貫淳子様:究極のフードロスと命を繋ぐ知恵

第57次南極地域観測隊調理隊員としてご活躍された渡貫淳子様にご登壇いただきました。

南極という閉鎖的で限られた環境での生活は、まさに「究極のサステナビリティ」
 

・食品の無駄をなくす工夫:残り物から生まれた「悪魔のおにぎり」に象徴されるように、食材を一切無駄にしないプロの知恵は、私たちが目指す資源循環の精神そのものです。
 

・南極生活と防災:極限の地での創意工夫や、隊員との円滑な人間関係を築く力は、現代社会における「非常時の備え」や「コミュニティの力」に通じる普遍的な教訓でした。
 

「命を繋ぐ食」と「環境への配慮」を両立させた渡貫様の力強いメッセージは、廃棄物削減に取り組む私たちの使命を改めて深く考えるきっかけとなりました。


2. 北海道大学・北垣亮馬教授:コンクリートを「CO2固定の資源」へ

続いて、北海道大学大学院工学研究院の北垣亮馬教授より、「コンクリート系廃棄物の資源循環カーボンニュートラル」という、未来を変える研究テーマについてご講演いただきました。
 

・廃棄物をCO2固定の資源に:年間大量に発生するコンクリート系廃棄物を、ただのリサイクル材としてではなく、大気中のCO2を固定化する「Carbon Pool(炭素貯留)」として活用する最先端の技術を紹介いただきました。
 

・完全な資源循環へ:解体されたコンクリートから、CO2を原料として何度でもリサイクル可能なカーボンニュートラルコンクリートを製造する技術は建設業界のカーボンニュートラル達成に向けた大きな希望です。
 

取扱品目であるコンクリート系廃棄物が、地球温暖化対策の「主役」になる可能性を知り、私たちが日々の事業を通じて地球の未来に貢献できる手応えを感じました。


【50周年を力に、次なる未来へ】

極限の地で培われた「もったいない」精神と、最先端技術による「廃棄物=資源化」への転換。
この二つの講演は、廃棄物資源循環業界が今後進むべき方向性を鮮やかに示してくれました。

私たちは、創立50周年を新たなスタートラインと捉え、渡貫様の知恵と北垣教授の研究成果から得たインスピレーションを胸に、より高いレベルでの資源循環とカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。

コトブキ環境株式会社

 

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